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“Galactic ILLUSION” (銀河幻想) The ORPAHN Ⅲ
◆『序文』
002  -弐-




 太祖(ファウンダー)ユーデリウス大公がゆえなき急逝の後に、甥のレヴィンスは公の遺志を継いでルイーザと共に、星々がたゆとう宇宙に「帝政共同体」を創った。
 
 その初代皇帝に即位すると、彼はユーデリウス二世を称し、以来歴代皇帝は「ユーデリウスの意を継ぐ者」という意味の「ユーデロイト」姓、皇帝称を受け継ぐのである。
 
 しかし帝政は、皇帝の統治で成り立っているわけではない。
 
 かつてユーデリウスにその才能を見いだされ、帝政を支えるべくルイーザにより創設された、「ギャラクシアン・グループ」の存在があったからである。
 
 帝政の歴史は彼らによって造られているとも云われる。
 
 一説によると、ルイーザが生前語り残した予見を元に、活動するらしいとも噂されるが、その存在理由や、活動内容の一切は明らかにされていない。
 
 また、帝政共同体だけが何かの意思により息づいているわけではない。 
 
 袂を分かち、敵対勢力とされる星間自治連合にも、それ相応の影がある。
 彼らもまた、時間の流れに沿って蠢いていた。
 
 
 しかし、誰がそうしているのか。
 人類は自らの意思で命を繋いできたのではないのか。
 人と言うものは、自由を知っているのか。
 
 
 
 
 ―――知りたい者は、真実の歴史から意図を読めばよい。
 
 ―――読めない者は、読めぬままで良い。 
 
 
 
 
 ――やがて時代は、終焉を迎えようとしていた――


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