小説家になろう
「かいごさぶらい(認知症の母と息子の介護会話日記)」<上>唯ひたすら母にさぶらう
作者: 介護さぶらい(かいごさぶらい)

本書は、10数年前に痴呆症(当時はそう呼ばれていた。現在は認知症)になってしまった母と私(筆者)との介護会話日記である。この日記は15年前に起こった「阪神淡路大震災」から始まった。 認知症がどのような「病」なのかを、コミカルな大阪弁で「母との会話」を通して著した。 母と私(筆者)は二人暮らし。 「認知症」は「切ない」病である。このため「認知症」の介護は、仕事との両立が困難で、生活苦に陥りやすく、苦悩の連続で、多くの介護者は「悩み、苦し」、挙句、心中や殺人に迄到るケースが後を絶たない。いまでも、この状況はあまり変わっていない。むしろ、高齢化社会が進んできた事や長引く不況で、増え続けているのが現状である。 昨今では、有名人や芸能人等が「介護を巡って、苦悩を告白」マスコミもこれを大きく取り上げ、「介護地獄」を喧伝している。 果たして、そうか。私は、認知症の母を介護しながら「介護」は「地獄」とする風潮に「疑義」を抱き続けてきた。 母が笑ってくれれば、笑顔を見せてくれれば、それで良い。そのためには「逆らわず、怒らず、大声を出さず」に「介護は会話から」を基本に実践した。 この日記は「認知症の介護」の答えを出した分けではない。が、このような「介護」もある、と言うことを知って頂ければ、多くの介護関係者の参考になろうかと、思い、取りまとめたものである。 その母も昨年6月天国へ逝ってしまった。 私は、いま「看取り後」という、ブログを書いている。介護していた愛する人を亡くし、独りぼっちになった方々を「ロストシングル」と言うそうだ。この方々は、一心に介護をしてきただけに、その反動も大きく「抜け殻」のようになってしまう方もいる。「介護」が生き甲斐となっていたからである。その生き甲斐が無くなったら。 私もご同様だ。看取り後、自分がどう生きていくかを、ブログに書いていくことにした。

完結済 全38話
▼小説文字数 / 読了時間
159,980文字 / 320分
▼ジャンル / キーワード
エッセイ
ノンフィクション 認知症の介護 実話体験記 親子の絆 家族 看取り後
▼最終掲載日
2010-08-23 16:13:12
▼Nコード
N1692M


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