小説家になろう
盗賊ブレイブ@復活!自称勇者
第四章 救出

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<<第四章 救出>>
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 体力を回復させるため遅い時間まで布団に入って熟睡していた俺は、部屋の外でチェックアウトの客などが騒々しく支度をしている音で眼が覚めた。
 ……もうそんな時間か。重たい頭を振りながら俺はベッドから起き上がった。
「熱い風呂にでも入って頭をスッキリさせるか……まだ待ち合わせの時間には少し時間があるしな」
(もっと寝ていたいゲロ)
 ……そうだった。
 頭がボーっとし過ぎて、俺の中におかしな蛙が入ってしまった事をすっかり忘れていた。
「俺の中で勝手に寝ていてくれ」
 全く、この蛙は一体どんな仕組みで俺の中で生活しているんだ? 死人のジェットの生活と同じ位に謎が多い。

「遅かったな! 時間ギリギリだ」
 遅刻していないから問題無いじゃないか。
 俺は心の中で文句を言いながら、朝から元気なカリューの顔をにらみつけた。……朝か。朝というには十一時という時間は遅すぎるが。
 ……まぁ、カリューの場合はいつの時間でもアホみたいに元気一杯だけどな。顔に出ないように心の中で笑う。
「昨日は大変でしたな」
 いつも通りジェットはソファーに座ってマイお茶を飲んでいる。……今日もシープットが砂糖菓子を用意してくれていたようだ。しまった! 時間ギリギリに来たせいで糖分取り損ねた。
 ソファーにはその他大勢が思い思いの事をして俺の事を待っていたようだ。
 ……俺と同じように昨夜忙しかった秋留はソファーで転寝をしている。可愛らしい寝顔だ。
「今日は大変な一日にならない事を祈ってるよ、ホント」
 一日が大変になる事を予言しているかのように降り続いている外の雪を睨みつけながら、カリューの目の前に残っていた砂糖菓子を口の中に放り込んだ。

「朝から何だかよく食べるね」
 歩きながらハンバーガーを頬張っていた俺にクリアが言った。そういうクリアもマスタードたっぷりのフランクフルトを食べている。
「お前に言われたか無い」
 膨れっ面のクリアを無視して、俺は秋留の方を振り返った。
 秋留はジェットとお茶の事について話し合っているようだ。そんな話をして面白いのか、秋留? まぁ、愛想笑いをしているようには見えない。
(はんば〜が〜……あまり旨くないゲロ)
 人に食わせておいて文句を言うな。
 俺達はゾロゾロと全員仲良く、宿屋から一時間かからない場所にある魔術研究所を目指している。
 今朝、宿屋のロビーで秋留が敵から奪い取った荷物の中身を確認した所、注射針を打ち出すような折りたたみ式の銃が見つかった。


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